コンピュータで間違えを起こさないための注意信号
連絡先の管理もデジタルの時代です。スマートフォンのアドレス帳にお友達や顧客の氏名、住所や電話番号を登録している方は多いですね。
ビジネス等で名刺交換をすると、iPhone使って新しい連絡先を登録しています。
名刺を見ながら間違えないように入力するのはどなたでも同じ作業でしょう。
先日のことです。仕事中に営業の電話を受け「オフィス通販を申し込みませんか?」とのこと、既に利用しているからとやんわりお断りすると、カタログ見てくれるだけでもいいと引きさがってくれません。
よく知られた大手の通販なので、カタログ無料を確認してお願いすることにしました。申し込みにあたり、ファックスを送るので名前を記入して返信して欲しいとのことでした。
ファックスの宛名を聞かれたので名前を伝えると、
「シバ」という漢字は芝生のシバでしょうか?と聞かれ
「いえ柴犬のシバです。わかります?」と答える。
すると「あぁシバイヌですね。わかります。」とお返事をいただきました。
数分後に来たファックスを見て唖然。
しっかりと「芝」の漢字が印字されているではありませんか。
電話をしてきた女性の脳は、柴生・芝犬という漢字を学習しているのね、と良心的に解釈しようとしましたが、未だに申し込みできないでいます。
デジタルの時代だから漢字変換を精査せず、誤変換のまま送ってしまうことはあるでしょう。自分だってどこかで間違えているだろうから(そもそも間違えていると気がつかないから間違える)強く非難できることではないです。
日本語インプットメソッドで「シバ」を変換すると大抵「芝」が先にでることを恨めしく思うことしきり。
しかし、確認までして間違えるという現実はあってほしくないです。
コンピュータなど無かった時代は、電話でのやりとりの最中にペンで記録するでしょうから、漢字間違えというトラブルはないと感じます。手で書くことで、より記憶にも残ることでしょう。
手書きは大切と改めて思います。ペンを持って書いていると、キーボード叩いて入力するよりもたくさんの注意信号を脳が送ってきます。
- 漢字が合っているかどうか気になりだすと止まりません。〜辞書使え!って信号が来ます。
- 一度頭の中で文章を描いてから書かないと、文脈がおかしかったりします。〜焦るな!ゆっくり書けと信号が来ます。
- ページの終わりが近づくと無理矢理まとめようとします。〜本当にそれでいいの?最初から読み直せ!って信号が来ます。
ビジネスでコンピュータを使うと、スピードを要求されるわけで、作業を完結するところに向かって一直線。タイピングに慣れていると尚更。もしかして、残業したくね〜と思いながら急いでいるのかも。
丁寧な作業を心がけないと思わぬところで失敗してしまうでしょう。手書きをしているときの注意信号をコンピュータでも感じないといけませんね。
今回のことは自分にもよい教訓になったと感じています。
キーボード叩いていても問いかけよう「その漢字合っている?」と。
この文章は大丈夫かな? おしまい。